『The Woods』(怨霊の森)
「怨霊の森」ってタイトル、なんとかならんか。
もっとシンプルで良いよ、これには。
というわけで、輸入に手を出さず我慢してた映画。遅ればせながら日本盤を鑑賞。
ラッキー・マッキーって監督は、”野郎が思いつく女のドロっとしたところ”を必死に描こうとしていると思っているのだが、この映画もそんな感じ。「野郎が思いつく」ってところがポイント。
「あぁ、60'sの寄宿学校の風景、撮ってみたいなぁ」
ってだけ。
ちょっと強気な主人公、最初に友達なる気弱な女の子、金髪のいじめっ子、七不思議的怪談、怖い校長っとベッタベタ人物てんこ盛り。
「May」も「虫おんな」もそうなんだけど、
「ドロっとしたところは撮ってみたいんだけど、野郎があんまりそんなところを突き詰めて撮ってもなぁ・・照れくさいから明るくやってみよう!」
っというような吹っ切れなさ。それがラッキー・マッキー。
寄宿学校・魔女という組み合わせは、どうしても有名なアレが連想されますが、本作はアレよりずっとファンタジーな感じです。
この映画に「エコール」みたいな、ロリ要素をてんこ盛りにしても厳しいのだが、口から手を突っ込んで胃をモミモミしたほうがきっと気持ちいいんじゃね?
というような、発想が欲しいと思った。