Hell's Ground(aka.Zibahkhana)

パキスタン初のゴアムービー!!っという触れ込み。
中を開けてみれば、「悪魔のいけにえ」と「サンゲリア」を適当に混ぜて香辛料をまぶしてみましたという感じの品。要は、従来(といっても70〜80年代)のホラー映画のいいとこ取り。


何かのライブを観に行こうと若者が車を走らせている。親に黙ったこっそり出てきたので
出かけたことは誰も知らないのだ。

道中の怪しい老夫婦がいたりするが若いので気にしない。


そして何故かゾンビっぽい連中の襲撃に遭い、仲間が噛まれる。

当然、仲間の一人は具合が悪くなり、困り果てているとそこに助けてくれそうな男が。。

ところが男は、生首を持ち歩くキチガイさん。
一行はビビって男を車から投げ出すが、車はエンコ。
助けを呼びにいく一行であったが、白装束の殺人鬼がモーニングスター*1
ブンブン回しながら襲いかかってきた!

・・・・正直、書いていて訳が分からないのだが、実際こんな感じにムチャクチャなお話。

70分ちょっとの映画だが、盛りが多すぎて大変。というか無茶。
どこかで観たような描写のパッチワークと考えてくれれば良いかと。
70年代テイスト溢れる汚い画質、ごった煮感あふれる内容にチープなシンセ音+民族楽器、
そしてウルドゥ語の語感が相まって何とも言えない雰囲気の作品になってます。



とりあえず、お姉さん達も綺麗だし。*2 内臓もデロデロでるし、個人的には申し分ない内容でした。


時折、コミック風になるのはクリープショーなのかDead and Breakfastなのか・・。

パッチワークでも十分すぎる内容まで持って行けるのですから、もうゴア映画もいい加減に手法を変えていかんと、もう来るところまできちゃってますねぇ。。(そんな立派な物でもないか・・)

*1:イガイガ付き鉄球

*2:お国柄、エロいシーンは一切ありません