「デッドライジング2」 今日も娘のためにスタコラサッサ


ロメロ爺サイドからケチをつけられちゃったとか何とかで、続編の制作がアホほど遅くなってしまった本作。「あー、ようやっとできたのね!」っと、喜んでいたのですが・・・。
ヌルい。ヌルいぞ!!そして鬱陶しいぞ!!!

ZOMBREXが鬱陶しい

主人公チャックさんの娘は、ゾンビ菌に感染してしまっているため24時間毎にZOMBREXというゾンビ化を押さえるクスリを打たなくてはならない。これが非常に鬱陶しい。しかも、ZOMBREXは簡単には手に入らない。「サイレン」アーカイブやら有名国産RPGのコインのように「え?そこにあんの?」という場所に落ちていたり、アホほど高い値段(後半は金余りまくりなので気にならないが)で買うしかない。しかも、一度ZOMBREXの入手場所を覚えてしまえば、2週目からは本当に鬱陶しいイベントでしかないという始末。

サイコがヌルイ

単純にヌルい。「人間が一番怖い」という発想の元に、極限状態によりキチガイ化したサイコ野郎が色々と邪魔をしてくる(別に無視もできるが)のもウリの本作。しかし、これが弱いんだ。ビックリする。ラスボス(Over Timeじゃない方)に至っては、ライフルでチョコチョコ撃つだけで倒せてしまう。また、キャラも弱い。前作のスーパーのオッサンくらいブッとんだキャラがいないのも厳しい。


他、前作の後半、信じられないようなゾンビの群れの中を突っ切らなくてはならないイベントなんかもあったのだが、今作はそういった絶望感が希薄で、なんだか親子で楽しいベガス旅行をしているだけみたいなゲームになっていて残念。オチになるアウトブレイクの原因も、B級としても今更感あふれるものである。自分で日用品を組み合わせて武器を作れたり、ユルユル規制による人体破壊描写や何故か強調されまくるオッパイ等は愉快なのだが、肝心の内容ががなぁ・・・。