生ゴミに出してください。

「Necromantia」というパッと観、ヘルレイザーチックな映画を観たのだが、これがビックリするほどつまらなく、ガックリ。映画も当たらなければ、お仕事もなんだかイマイチ。写真は随分前に公園で見かけたマネキンの生首。本件と関係はない。

今の現場には、2年目も暮れようとしている2009年度の新人が2名いるのだが、これが2名ともビックリするほど、様子がおかしい。俺もオカシイが、ブッチギリで彼らは様子がおかしい。今日は、その様子のおかしい2名の内、もう障害者レベルのSクンについての話そう。

先日、このような事があった。
Sクンの席から少しはなれた場所の電話が鳴った。Sクンはイソイソと受話器を上げて応対している。「あー、アホでも電話くらいは取れるんだなぁ」っと思い。僕は自分の仕事を淡々とこなしていた。

5分はたっただろうか?少し遠くにいるSクンを見ると、まだ受話器をもって何かしている。が、会話している様子がない。何か問題でも起きたのだろうか?っと声をかけてみる。

俺「なになに?どうした?誰から電話?」
S「いやちょっと」
俺「だから誰から?」
S「いやちょっとわかんないです?」
俺「あ゛?」
S「何も聞こえないんです」
俺「・・・切れよ。」


5分以上も無言の電話に付き合っていたのだ。自分も無言で。Sクンは、よく言い訳に
「すみません!テンパリってわからなくなりました!」
と抜かす。彼は予想外の事象が発生すると、完全に思考をストップさせてしまうのだ。この電話の件は”受話器を取ると音が聞こえるはずの電話から音が聞こえなかった”ための完全思考停止なのだ。また、1つ以上の問題を処理しきれない。たとえばこうだ。

俺「これさ、Xの場合は1で、Yの場合は2なんだよね」
S「はい!わかりました!」
俺「じゃぁ、確認しようか?Yの場合はなんだけ?」
S「2です!」
俺「じゃぁ、Xは?」
S「3です!」
俺「・・・ちげぇよ。」
S「すみません、テンパリました!」
俺「どこがテンパってんだよ・・・。」


返事は良い。大きな声でハキハキと。しかし、まっっったく言われたことを理解していない。例えばこうだ。

俺「Xの時は、どうするんだっけ?」
S「1の事をします」
俺「ほんとに?ほんとうに1なの?」
S「・・いや、すみません。2です!」
俺「あれれえ?ほんとうに2?大丈夫?」
S「・・いや、すみません。1です!」
俺「ほんとに?ほんとうに1なの?判って言ってる?」
S「・・いや、すみません。判ってません。」


っとまぁ、こんな感じである。こんなのを構い続けて1年。
最初は、「ウチのチームの指導の仕方が悪いのか?」っと本気で悩み。色々試行錯誤してきたが、まったく変化がない。Sは、メールのコピペすらでき無い。(今から、送信して欲しい文章を君の端末にメッセンジャで送るから、それをコピペしてメールを送ってくれと頼むと、なぜかバッキバキに改変されたメールを送ったりするのだ。もちろん改変の理由は「すみません!テンパリました!」だ。)

もう勘弁してくれと、「仕事を教えるとかそういうレベルじゃねぇッス!」上司に泣きつき、彼は近々中に、どこかにドナドナされるらしい。

完全に「ゆとり」がどうのこうのとかいうレベルじゃないと思うんだよね。彼。なんでこんなの雇ったのかさっぱり判らないのだが・・・。

ちなみに2010年度の新人さんの1人は”日本語が話せない”らしい。ウチ、結構な応募がある会社なのに、なぜそんな人を雇ったのか、これまた疑問である。