アポカリプト (Apocalypto)




あちこちで「間違っているけど面白いよ」っと、有名なアポカリプトです。
この映画は流出が早かったので結構早めに観ることが出来たのですが、レビューするからには買ってみました。


メルギブスンってオッサンは、やっぱり頭が変。
ブレイブハートの時から、ホラーでもないクセに殺すことに関して「痛ってぇことすんだなぁ」という表現が過剰なのだ。
といかその辺のホラーに比べたらよっぽどアレげ
「パッション」なんて後半30分が撮りたいだけなんじゃねぇかと思ったし。


で、このアポカリプトですが、何が面白いって、メル先生の
土人の生活ってこんな感じの素晴らしい地獄だったんだろうなぁ」という妄想(たぶん)
を淡々と描くのみというところ。キャストがオールインディオなのも、メル先生らしい。


話は公式があるのでそちらが詳しいのだが、簡単に言うと
"比較的良さそうな土人さん"が、親父を殺された復讐を果たすため、
縦穴に置き去りにした嫁の為に、"比較的野蛮な土人さん"を殺しまくるお話。


もちろん、例によって野蛮な土人さんは、良さそうな土人さんを生きたまま心臓取り出したり
弓の的にしたりとやりたい放題やってくれます。
他、動物は残酷な罠に掛かって殺されるし、逆にクロヒョウに顔面食いちぎられる可哀想な土人等々
見終わった後残るのは、そんなのばっかりです。


有名な批評家の方々が言っている通り、超残酷なランボーってな感じ。
でっかい画面で土人が徹底的に虐められる姿を堪能したいド変態向けの映画だと思う。


リアル志向のひとはこっち、ポップな感じが好きな人は300という感じ。

DVDは、現在Amazon.comで半額で売っています。マヤ語なので英語字幕が付いている上(当たり前だけど)
難しい言葉は一切出てこないので、輸入物最初の一枚としてもオススメだったりします。