Diary of the Dead


ロメロさんのCAMモノ最後発作品


初見の印象


「なんだ、NotLDを仕切り直したかったのか!」


例によって、突発事故のようにゾンビ化現象が発動、
いつものように、混乱ー>崩壊ー>絶望ー>再生の流れです。


ロメロ御大は、やっぱりミニマムな舞台のほうが良い。
LotDは、面白いんだけど舞台が大きすぎた。


これはヒジョーにスケール小さく、1個人が思いつきで
「これは、カメラに納めねばいかん!」
っと黙々と終わる世界を眺めているだけといった感じ。


思いっきり出遅れ感のある、CAM方式なのですが
同手法を使った作品に比べると、手ブレを押さえて酔いもなく
複数台のカメラや固定監視カメラも多用し非常に見やすくなっております。


多分、今回は情報操作がどうこうっていうテーマじゃなかろか。
YoutubeだのMySpaceだのどこぞのBlogだのと色々今風のモノを取り入れ、巧いことやってます。
またSPINによる特殊効果も十分に楽しめますよ。


ただ・・後半に行くにしたがって、事態は深刻になるのに、
何故かコメディ化してきます。良いのか悪いのか・・。


しかし、あらゆるインディペンデント作品が試みた
「ゾンビ化が始まってしまった世界における1個人の物語」としては
元祖だけに、最高のデキだと思います。さすが御大です。


あ、あと御大はやっぱり出たがりなのですね。