The Signal
- 出版社/メーカー: トランスフォーマー
- 発売日: 2008/10/03
- メディア: DVD
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ウィル・スミスのいっそのことやらなきゃ良かった映画からもってくるとは酷いもんだなぁ。
これ、パクリ邦題には勿体ない内容なんですよ。
ある日突然、TVから「暴力的になる電波」が発信され、それによる人々の混乱を描いた作品。
軸になるのは、冷え切った夫婦とその妻の浮気相手の3人。
ストーリーは3分割されており、なんと監督も3人。
よって、各パーティション毎に雰囲気が全く違う。
簡単にいうと
ダッシュゾンビ映画ー>コメディー>ラブストーリー
という流れです。しかも結構泣かせます。
ストーリーだけ読むと、キングの小説「セル」*1っぽいですが、
あんなには殺伐としていません。もっとミニマルな作品です。地味さ、投げだし感では「ハプニング」くらい地味でいい加減。映像も地味です。
ただ3人の監督、実は3人が全員で計画して作ったわけではなく、
最初の一人がある程度取ったら、あとは次にリレーするという手法で取られた作品というのがポイント。*2
そのおかげで、ある種、異様な雰囲気が漂う。
タイトルで敬遠されそうですが一見の価値はある作品です。是非。
*1:Eli Rothが映画化するアナウンスがでています
*2:こちらはhttp://nanamicat.blog.shinobi.jp/Entry/221/のななみさんの解説が詳しいです