知らない人たちに会う

土曜日の話。

僕は、基本的に出不精で人見知りをするので、知らない人に会うのが得意ではない。
いや、正直なことろ、いろいろな人に会ってみたいとは思うのだが、初対面の人とはまともに話すことができず「あぁ、また話せなかったなぁ」っと、家で体育座りをするのが常という、福満しげゆきみたいな人間なのです。しかし、関東に出てきて6年、決定的に友達が少ないので、ここは一つ頑張ってみようと。

そんなわけで、「すきなものだけでいいです」のアガサさんが、文学フリマのために岡山から上京される際に開催されるという、罪山罰太郎さん、カトキチさん、フモさん、paseyoさん、doyさん、トラネコさんとビックリするメンツが揃う場、「人妻をみんなで愛でる会」に参加してきた。

しかし「愛でる会」は、夕方から渋谷で開催とのことで、一日暇だった僕はシアターNで「戦闘少女」の初日初回を見に行くことする。
ついったーを観ていたら、アガサさんも早朝にノーブラで上京し、同じ「戦闘少女」の初日初回を観る段取りであるようだった。

しかし、ここで

「一緒に観ましょう!ふひひ!」

などと、いきなりメールを送ったら、「なにこのひとこわい」とか思われそうなので、「たぶん、アガサさんの後ろにいます」などと、取り返しのつかない呟きを残し、鑑賞に入る。

ラッキーなことに、上映前、井口監督が現れ舞台挨拶をしてくださった。さらに鑑賞後、無事アガサさんと挨拶をすませ、ロビーを彷徨く井口監督に特攻。握手&写真を撮ってもらう。緊張で手がちょっとだけプルプルしていたのは秘密だ。


「うん、たまには早起きもいいもんですな。ふひひ。」とか思う。


この後、アガサさんは高円寺の豆魚雷に行く用事があるとのこと。メガネの人妻とデートできるなんて滅多にある機会ではないので、邪魔じゃないだろうか?っと思いつつ同行させてもらう。


「やっぱり、たまには早起きもいいもんですな。ふひひ。」とか思う。


道中、なんだか沢山話したいことがあったはずなのだが、「津山で、30人殺しの話とか御法度なんですかね?」などと、どうしようもない話をしていたような気がする。すんませんすんません。

豆魚雷では、僕も前から気になっていたケサランパサラン謹製のリビングデッドシリーズフィギュアが置いてあり、危うく買いそうになる。しかし、我が嫁から


「あんた、私がパートに出ている間、人妻とデートしたあげく無駄遣いしてきやがったか!」


とか怒られそうなので、なんとか物欲を抑える。傍らではランランと目を輝かせたアガサさんが、バブのフィギュアやらをワッシワッシとご購入。なんというか、人がランランと買い物をしている姿を見るのも良いモンだなぁっと思う。

そんなこんなでお時間となり「人妻を愛でる会」が始まった。

結構緊張していたので、これがまた何を話したか覚えていない。自分からは「僕はブルーレイのパッキパキの画質が好きじゃないんす」とか「ウチのマンションの向かいが精神病院なので」とか「酔っぱらってウンコ漏らした話」とかしていたように思える。

「ゴタールが・・・」という話が始まったときは、僕は本格的に場違いな場所に居るのではなかろか?っと思ったりもしたが、罰山さんのTENGAの話でちょっと落ちついた記憶がある。それは翌日、TENGAをポチッたことからも明らかであろう。

また、フモさんが「ナマニクは、ジョニー・デップに似てるな!」っと連呼されていたが、嫁にいったら「んなわけねぇだろ」っと一蹴りされました。

みんな暖かい優しい良い人たちで良かった。また会えればいいなと思う。
結局話せなかったことがいろいろあったので次の機会のためにメモっておく。

  • 罰山さんが着ていた「14」Tシャツだが、僕は間違いなくドラゴンファンタジーゲームブックは8巻まで遊んでいた記憶がある
  • ギャスパー・ノエが好き・嫌いの話があったが、じゃぁ、ミヒャエル・ハネケあたりはどうなんですかとか。あ、僕はハネケは大好きですが、ノエは嫌いです。
  • 僕は「2001年宇宙の旅」を最後まで観ることができない。どうあがいても寝てしまう。
  • AntiChristですが、ウィレム・デフォーのチンコをシャルロット・ゲンスプールがしごいたら真っ赤な血がどぴゅどぴゅでる映画なのでどう何を書いて良いのかさっぱりわからないのです。どうしたらいいですか?