いい歳こいて、メイド喫茶は辛かった。

普段はブッシューーッッっと血が出たり、理不尽な目に遭う映画をしか観ていないとか、「休日は下北あたりでブラブラしてそうだよね」とか「どうせまた、様子のオカシイ人たちと遊んでたんでしょう?」とか、いわれのない誹謗中傷を受けている僕。実際、大概そうなので言い返せない訳だが。

今回、家のカエルのヌイグルミをロボに改造してやろうかと(長期テーマで取り組みたいんだぜ)、抵抗とかサーボとかLEDとか7セグとか色々買いたいから、秋葉原に行きたいっと嫁に伝えたところ、


「お前は、今週も私を置いて、楽しそうに外出すんのか! あ゛ーー?」


っと、ゴキゲン斜めになられたので連れて行くことに。


”嫁よ、お前が秋葉原なんて行っても、多分面白くないぞ”とは言ってみたものの


「アレだ、メイド喫茶に連れて行け。あとシュタインズ・ゲート*1の風景を見せろ」


なにこの人、俺より年上のクセしてゲームの聖地巡りとか恥ずかしいこと考えてるの?こわい。しっかし、もう、メイド喫茶とか行きたくないなぁ・・。

仕方ないので、解る人だけ解るようなコインロッカーを見せたり、お馴染みの”かんだ食堂”に連れて行く。「わー同じだ!」っと小喜びする嫁。






嫁は、バスケットコートがあった頃の秋葉原しか知らないとのことなので、一通りアレになってしまった秋葉原を案内する。

  • 「なんで、アホみたいに太い子がコスプレしてチラシを配っているのだ?」*2
  • 「何故、みんな同じ格好しているのだ?」*3
  • 「ヒノキの臭いがしないのに、ヒノキの棒とはこれ如何に?」*4
  • 「スタンガン買ってくれよ」*5


”流石、我が嫁”というコメントの数々。完膚無きまでに秋葉原を堪能させてやろうと
一番アレなメイド喫茶、「@ほーむかふぇ*6」に連れて行く。


メイドさんがアイスコーヒーにミルクとシロップを入れる際、ストップの代わりにミルクは”ニャンにゃん♪”と、シロップは「ぴょんピョン♪」と言わせられ、”萌え萌えジャンケン”*7強制参加等、畳み掛ける商業化された“萌え文化”に嫁は卒倒。



「なんだ、この軽風俗は!帰る!」


だから言ったのに・・。“ほら、チャージ料、700円取られるんだから、堪能していけよ”っと窘め、君も昔は多少、”腐っていた”人間だろ?っと、きっちり60分の滞在を終える。
タイミングよく、“プラチナにランクアップされた、ご主人様”がお店のメイドに囲まれて写真を撮る場面にも遭遇。聞くところに寄ると、プラチナになるには500回通わなければ行けないらしい。当然、嫁はここでも卒倒。


「500回ですと!?いったいなnwせdrftgyふじこっっっ」


僕自身も相当しんどかったが、「これでまた向こう10年は秋葉原に来なくてもいいわい!ウシシシ!」っと、嫁が言ってくれたので、次は一人で普通に買い物ができそうでよかった。


そして、間違ったパーツを買ってきてしまったのはヒミツである。今度はひっそり通販で買お・・・。

※追記:俺は36な。

*1:嫁さんがネットの評判を聞きつけて去年一生懸命やっていた某ゲーム

*2:裏膝の汗疹が気になる子でした

*3:"まんだらけ"の開店前にならぶ人々を見て

*4:武器屋にて

*5:武器屋隣の防犯グッズ屋にて

*6:行ったことのある人はわかると思うが、ここが一番強烈だと思われる

*7:これ http://www.youtube.com/watch?v=k1YzW-Giu_E