『告白』
親孝行するように、電車で席を譲るように、おばあさんの荷物をもってあげるように
良心のベクトルが別な方向を向いてしまえば、鬼畜な復讐も残酷な殺人も当事者にとっては
自然な行為になるのではないでしょうか。
人を殺してはいけないのか?何か理由をつければ人は殺してもいいのではないでしょうか。
お前、何言ってんのって?
悠子の復讐に共感できましたか?そういうことです。
「誰かを助けたい」っと感じるメカニズムと同じ「あいつを殺してやる」という感情、「あいつに報いを」という感情。
自由に選択できるというのは、そういうことではないでしょうか。
理由は何にせよ、それを背負っていく覚悟があるのならばそれは正当な行為。背負っていけないから、中途半端なことを積み重ねたから修哉は、自分の巻いた種の呪いをかけられただけ。